第1章 人類にとって最も医療的価値のある植物
· 1-1 大麻草利用の歴史
· 1-2 日本の遺跡からみる大麻草利用
· 1-3 麻の種子(麻の実)は高栄養価食品
· 1-4 インドにおける医療大麻
· 1-5 中国における医療大麻
· 1- 6 欧米における医療大麻
第2章 なせ禁止されたのか
· 2-1 不可解な大麻草の国際的な禁止
· 2-2 大麻禁止の謎を解く手がかり
· 2-3 アメリカの歴史と差別
· 2-4 禁酒法の成立と破綻
· 2-5 禁酒法から大麻禁止へ
· 2-6 大麻禁止の流れを作った原因の数々
第3章 大麻草の復権
· 3-1 医療大麻を合法的に使用した最初のアメリカ人(1970年台)
· 3-2 AIDSの流行により周知となった医療効果(1980年台)
· 3-3 多くの疾患における医療大麻の有効性について認知が拡大
· 3-4 大麻の医療効果が全米に放映される(2010年台)
· 3-5 米国FDA(食品医薬品局)が初めて大麻抽出物(CBD)を医薬品として承認
· 3-6 大麻製剤の治験を日本の厚労省が認める
· 3-7 大麻草を規制している3つの国際条約
· 3-8 WHOによる初の科学的な検討と勧告
· 3-9 国連麻薬委員会(CDN)の決議
· 3-10 日本の大麻取締法について
第4章 大麻草の幅広い薬効の理由
· 4-1 薬草はなぜヒトに効くのか
· 4-2 大麻草の主要成分
· 4-3 カンナビノイドの発見
· 4-4 カンナビノイドの細分類とマイナーカンナビノイド
· 4-5 CB1受容体の発見(1988年)とその重要性
· 4-6 アナンダミドの発見(1992年)と多彩な機能
· 4-7 CB2 受容体の発見(1993年)
· 4-8 2-AG「真の脳内マリファナ」の発見(1995年)
· 4-9 アントラージュ効果の発見(1998年)
· 4-10 内因性カンナビノイドによる逆行性シグナル伝達の発見(2001年)
· 4-11 エンドカンナビノイド・システム(ECS)の働き
· 4-12 カンナビノイド受容体による全身の制御
· 4-13 臨床的エンドカンナビノイド欠乏症(CECD)
· 4-14 ECS を健やかに保つために
· 4-15 CBDの幅広い薬効
· 4-16 CBDのカンナビノイド受容体(CB1、CB2)への作用
. 4-17 テルペン(テルペノイド)
. 4-18 大麻草に多く含まれる主要なテルペン
. 4-19 エンドカンナビノイド・システム(ECS)の構成要素のまとめ
. 4-20 エンドカンナビノイド・システム概念の拡大
第5章 大麻草成分の副作用と依存性
· 5-1 CBDに関して(WHO依存性薬物専門家委員会(ECDD)による報告書)
· 5-2 エピディオレックス(EPIDIOLEX)に関連して
第6章 CBDオイルの選び方と使い方
· 6-1 CBDオイルはみな同じなのか?
· 6-2 「高純度のCBD」は効果が高いのか?
· 6-3 効果が優れる「ブロードスペクトラム」
. 6-4 CBDオイルを選ぶ際に欠かせない視点
· 6-5 CBDオイルをどういう場合に使うべきか
· 6-6 使用前に知っておくべき大原則
· 6-7 経口摂取の方法と服用しづらい場合の対処方
· 6-8 吸入について
· 6-9 局所の皮膚への塗布について
· 6-10 CBDオイルの効果をより高めるために
· 6-11 成人の服用方法
· 6-12 小児の服用方法
· 6-13 ペットの服用方法
· 6-14 薬物相互作用について
· 6-15 副作用とアレルギー反応
· 6-16 副作用やアレルギーの実際症例とその対処
. 6-17 妊娠中・授乳中の使用について
. 6-18 CBDオイルの保管方法